神奈川県で作陶されていらっしゃる古閑さん。

元々ハンドメイドやものづくりがお好きだった古閑さんは、陶芸教室で数年学ばれたのをきっかけに、本格的に陶芸の道へ。
横浜いずみ陶芸学院にて技術を磨かれました。

当初は、七宝模様を染付で描いていらっしゃいましたが、「作品を見た方が、一目見た時に、誰の作品かわかるようなうつわをつくりたい」という想いから、伝統技法である「イッチン」による表現へと移行されます。

規則正しく連なる七宝模様の美しさとそこに込められた意味に心惹かれ、そのエッセンスを大切にしながら、独自にアレンジを重ね、現在の愛らしいデザインへと仕上げられました。

モチーフとなる花々は、道端に咲く野の花や花壇に咲く季節のお花、あるいは着物の柄など日々の暮らしの中で出会う美しい風景からインスピレーションを受け描かれています。

やさしいクリーム色の素地に白や青で描かれた涼やかで柔らかな絵付け。
穏やかな空気を纏っています。

陶器でありながら、電子レンジや食洗機にも対応しており、忙しい現代の生活にも寄り添ってくれるうつわ達。
静かな癒しとやさしさを届けてくれます。